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武石 稔; 柴道 勝; Malins, A.; 操上 広志; 村上 晃洋*; 三枝 純; 米谷 雅之
Journal of Environmental Radioactivity, 177, p.1 - 12, 2017/10
通常の車両サーベイでは、地上1m高さの空間線量率に換算するために、同じ場所で車両の検出器及び車両を移動し1m高さの空間線量率を手持ち測定器で測定し、両者を比較している。車両測定結果を地上1m高さ値に、より正確に換算するため、2個の検出器を原子力機構の専用のモニタリング車の異なる高さに設置し、福島の避難区域等で測定、地上1m高さの測定結果と比較した。その結果、車両の異なる高さに設置した単一の検出器測定値から地上1m高さ値に換算した場合に比べて、車両2検出器を両者とも用いて換算した方が精度が高く、手持ち測定値に対して20%の範囲内にあった。また道路上の放射性セシウムの存在量が周辺より少ない場合は、車両の検出器の測定高さを高くすることにより道路周辺の空間線量率に近づいた。また、車両検出器の設置高さにについてモンテカルロシミュレーションコードを用いて検討した。
竹安 正則; 武石 稔; 依田 朋之; 三枝 純; 小泉 仁*; 田辺 務
no journal, ,
道路周囲の空間線量率調査は、道路通行に伴う被ばく線量の低減計画策定のために重要である。これまで調査は、車あるいは人により測定で行っていた。しかし、車による測定では道路が主な測定ターゲットであり、人による測定では長時間測定のためマンパワーが必要であった。本研究では、検出器の設置地上高さの違いに伴い測定視野角が異なることに着目し、異なる地上高さの複数検出器を具備したモニタリング車により、福島県内帰還困難区域内の道路に対してカーボーンサーベイを実施した。この測定方法では、道路とその周囲に起因する空間線量率を弁別して測定することができる。測定の結果、帰還困難区域内道路周囲の空間線量率を測定でき、放射能汚染状況を明らかにすることができた。これらの結果は、帰還困難区域内道路周辺の除染計画策定に有効である。